【ルール紹介】「1000回遊べる牌ゲーム!」攻めと受けの読みがアツい!!『TIGER&DRAGON』

【ルール紹介】

テーブルゲーム紹介 第1作品をどの作品にしようか迷いましたが、

2021年12月に発売して直ぐに品薄状態になり、2022年6月上旬に再販が始まった

『TIGER&DRAGON』(タイガーアンドドラゴン) を紹介していきます!!

作品情報

『TIGER&DRAGON』(タイガーアンドドラゴン)

・プレイ人数 2人~5人  ・プレイ時間 20分  ・対象年齢 8歳以上

ゲーム概要

『TIGER&DRAGON』(タイガーアンドドラゴン) は、

日本の伝統的ゲームである、2対2の4人で遊ぶ『ごいた』の流れを汲んだ

個人戦可能な5人まで遊べる牌ゲーム。

相手の「攻め」牌に対して同じ牌で「受ける」。そして「攻め」に転じる。

この「攻め」と「受け」を繰り返して、いち早く自分の手牌を無くした人が勝利!!

勝利者は最後に出した上がり牌によって点を獲得して

最終的に誰よりも早く10点獲得した者が優勝!!

(ちなみに…私はこの作品に出会うまで『ごいた』の存在を知りませんでした。(^_^;) )

内容物

TIGER&DRAGON 内容物

内容物は…

・タイドラ牌 38枚  ・得点チップ 50枚  ・個人ボード 5枚  ・戦場カード 10枚

・スタPマーカー 1枚  ・説明書 1枚 (※撮り忘れのため上記に写っていません)

タイドラ牌について

タイドラ牌

このゲームの要であるタイドラ牌の特徴として、

それぞれの牌は、《 書かれている数字=枚数 》となっています。

そして青い虎、赤い龍が描かれている牌は

タイドラ牌の中でも”最強であり最弱である” 《奥義牌》と呼びます。

ちなみに、青い虎の奥義牌は「タイガー牌」赤い龍の奥義牌は「ドラゴン牌」だそうです。

この牌は特に使用するタイミングが重要になってきます。

使用方法はこの後の「奥義牌の使用」の中に書いていきます。

ゲームの準備

①個人ボードを1枚受け取り自分の手前に置きます。

個人ボード

②戦場カードをウラ向きのまま適当に1枚選び、オモテ向きにしてみんなが見える箇所に置きます。

 そのほかの戦場カードは使わないので箱にしまっておきます。

 初めて遊ぶ場合は、基本的なルールである「道場の戦い」がオススメだそうなので、

 今回は、「道場の戦い」で遊んでいきます。(^^ )

「道場の戦い」

③拳のマークが書かれている得点チップを個人ボードから外して

 全員の手が届くところに置いておきます。

個人ボードから外した得点チップ

④全ての牌をウラ向きにしてテーブル中央でよく混ぜます。

⑤全員は、遊ぶ人数に応じた枚数の牌をウラ向きのまま取っていきます。

 取った牌は自分だけがオモテ面を見られるように手元に立てて並べていきます。

 これを「手牌」と呼んでいきます。

 余った牌はウラ向きのまま、まとめて置いておきます。

ちなみに取っていく牌の枚数は次の通りです。

2人なら13枚 3人なら11枚 4人なら9枚 5人なら7枚

そして実は、個人ボードを見ても分かるようになっています。

上の写真内にあるで囲われた白い点たちが遊ぶ人数を表わしています。

なので、遊ぶ人数に該当する白い点の上の数字が1人当たりが取る牌の枚数になります。

例えば、2人で遊ぶ場合「・・」が書かれている上が13なので、

1人当たり取る牌は13枚ということになります。

なんと便利!! これなら説明書で確認しなくとも一目瞭然!! (O_O )

⑥じゃんけんなどの適当な方法で、最初に牌を出すスタートプレイヤーを決めます。

 スタートプレイヤーになった人はスタPマーカーを受け取ります。

スタPマーカー

スタートプレイヤーは、まとめて置いた余り牌の中から追加で1枚を手牌に加えます。

 ※忘れないように要注意です!!※

ゲーム開始時
ゲーム開始全体図

これで準備完了!!さていよいよ遊んでいこうと思います!!

ゲームの流れ

牌の置き方

改めて『TIGER&DRAGON』(タイガーアンドドラゴン) は、

「攻め」と「受け」を繰り返し、いち早く自分の牌を出し切るゲームです。

スタートプレイヤーから時計回りで必ず手牌から1枚を自分の個人ボードに置いていきます。

まず、置き方としては以下の写真の通り

「攻め列」と「受け列」

数字の小さいマスから大きいマスへと順番に置いていきます。

この時、上の列が「攻め列」下の列が「受け列」となっています。

では次に「攻め」と「受け」について説明していきます。

「攻め」とは、手牌から好きな牌を1枚選び「攻め牌」として「攻め列」オモテ向きに置きます。

次に、左隣の人がこの「攻め牌」に対して「受け」を行います。

「受け」とは、攻め牌を置かれた左隣の人が同じ数字の牌を持っていたら

その牌を1枚オモテ向きにして「受け牌」として受け列に置きます。

今回、私 (写真 下のプレイヤー) がスタートプレイヤーなので、

スタPマーカーと同じ模様の白いマスに8を「攻め牌」として置きます。

最初の攻め牌

次に相手(写真 上のプレイヤー)

同じ牌である8を持っていたため「受け牌」として「受け列」の1番に置きます。

最初の受け牌

そして、相手は「受けた」ので次に「攻め牌」として7を攻め列の2番に置いていきます。

7で攻められた私は受け牌として7を受け列の1番に置いて、これを受けます。

次に私は5で攻めますが、相手に5で受けられてしまいました。

このように「攻め」「受け」を繰り返していると

自分の手に無い数字が攻め牌として出される場合があります。

この時、役に立つのが…《 奥義牌 》です!!

では、その奥義牌について説明していきます。

奥義牌の使用

先述の「タイドラ牌について」の中で、牌は《 書かれている数字=枚数 》と書きました。

下の写真の場合、2枚しか無い2を相手が攻め牌として出してきました!!

2枚しか無い2で攻められる。

この時、私は2を持っていないので2で受け止めることができません…

「ヤバい…どうしよう」

そんなお困りの際に役に立つ牌が、私の手牌の中にいました。

それが、青い虎が描かれている《奥義牌》そうです《タイガー牌》です!!

この奥義牌…タイガー牌ならば、いかなる青い数字(=偶数)であっても必ず「受け」ができる代物!!

これは、ドラゴン牌であっても同様にいかなる赤い数字(=奇数)であっても「受け」ができます!!

これが、“最強であり最弱”のうちの”最強”な効果です。

※ただし、タイガー牌は赤い数字(=奇数)を、

 ドラゴン牌は青い数字(=偶数)を受けることはできません。※

青い虎が虎視眈々と潜んでいる私の手牌

なので、私は《タイガー牌》を出してこれを受けます!!

これでとりあえず難は逃れたので、攻めに続きます…

私が7で攻めて、これを7で受けられた後に相手は

今度、《ドラゴン牌》を攻め牌として置きました!!

(※ブログ用にわざと置いてくれたそうです。何と空気が読める人だ…感謝!!)

先程書いたように、奥義牌は「受け」の場合は”最強”ですが、

「攻め」となると、効果は逆転して“最弱”になります…

つまり、タイガー牌を攻め列に置くと、いかなる青い数字(=偶数) ならこれを受けることができます。

ドラゴン牌も同様に攻め列に置くと、いかなる赤い数字(=奇数)ならこれを受けることができます。

これが、”最強であり最弱”のうちの”最弱”な効果です。

※ただし、タイガー牌は赤い数字(=奇数)に、

 ドラゴン牌は青い数字(=偶数)に受けられることはありません※

空気を読んで相手が出してくれた赤い龍の奥義牌

これに対して私は、この後7で受けました。

「パス」と「1周ボーナス」

ゲームは進み終盤に近づいてきた頃に、相手は6で攻めてきました…

この時、私の手牌はというと…(6が無い!! )

ピンチ!!

先程、奥義牌である《タイガー牌》を使ってしまったので、

これを受けることができません…

私は、仕方なく「パス」を宣言しました。

3人以上でのプレイの場合、

攻め牌を置いた次にプレイヤーが受けることができずにパスを宣言したら、

今度は左隣のプレイヤーが「受け」か「パス」を選択します。

※戦略的パスの選択も可能です。※

もし、このプレイヤーが「パス」を宣言した場合、次の左隣の人へ手番が移ります。

そうして全員がパスを宣言して

「攻め」を行ったプレイヤーに再び手番が戻ってきたら

「1周ボーナス」が発生します!!

今回は、2人対戦なので問答無用で相手に「1周ボーナス」が発生します。

では、「1周ボーナス」がどのようなものか説明していきます。

相手が受けることができずに「パス」を宣言して、手番が再び戻ってきた場合、

「1周ボーナス」として発生したプレイヤーは、

通常の「受け」の代わりに、好きな手牌を1枚選び

ウラ向きで受け列に置きます。

その後は通常の流れに戻り、「攻め」を再び行います。

「パス」からの相手の「1周ボーナス」

この後、相手は4で攻めて私は4で受けました。

次に私が3で攻めて相手が受けられなかったので私に1周ボーナスが発生!!

8をウラ向きにして受け列に置いて、再び3で攻めて1周ボーナスをもう一度発生!!

今度はウラ向きに5を受け列に置いて8で攻めたあと、「リーチ」を宣言しました!!

(この時、何を思って5を受け列にウラ向きで置いたのか…完全にしくじりました。)

すると、相手は8で受けて4で攻めたため、手牌が1の私は「パス」を宣言しました。

相手もリーチのため最後の手牌である6を最後のマスである受け列に置きますが、

この場合は1周ボーナスは発生しません!!

なので、最後の1マスのときはオモテ向きに置いて「上がり」となります。

(※くれぐれもウラ向きで置かないように気をつけましょう)

ゲーム終了。

ゲームの終了

誰かの手牌が0になった時点で即座に「上がり」となり、ゲームが終了します。

上がったプレイヤーは戦場カードを確認して、

最後に出した牌である「上がり牌」の数字に対応した枚数の得点チップを貰います。

今回の場合、改めて戦場カードを確認すると、

相手は6で上がったので3得点となります。

ちなみに、3人以上のプレイの場合で上がったプレイヤーは、

ボーナス点として

1周ボーナスの数(自分が裏向きで出した牌の枚数)×1点を獲得します。

ただし、

2人プレイの場合はウラ向きに牌は置けますが、ボーナス点は発生しません。

そして、

上がれなかったプレイヤーはボーナスどころか得点チップは1枚も貰えません!!

獲得した得点チップは個人ボードの穴にはめ込みます。

相手が3得点獲得

その後、次のゲームを新しく始めるために

全ての牌をウラ向きにしてよく混ぜて、手牌を取りスタPマーカーは左隣のプレイヤーに移ります。

※スタートプレイヤーは余り牌から1枚手牌に加えることをお忘れなく。※

こうしてゲームを繰り返して得点チップが10枚以上集まったプレイヤーが優勝となります。

ちなみに、どの戦場カードでもそうですが1で上がると10得点入るのでその時点で優勝できます。

ただし、奥義牌で上がりの場合は1点しか入らない上にボーナス点もありません。

なので、「受け」のために慎重に温存していると

最終的に上がり直前で「攻め」に使用して戦況逆転する場合や、

結局奥義牌「上がり」、ボーナス無しの1点だけとかになるので

温存しすぎには要注意かと思います。

今回は1で上がって1発優勝しようとしましたがしくじって相手に先に上がられました。(T-T)

まとめ

ルールとしては簡単なため、強いて覚えるべき注意点として

開始時のスタートプレイヤーの余り牌の中から1枚を手牌に追加1周ボーナスのウラ向き置き

上がり牌を置く際に1周ボーナスは無く表向きに置くことぐらいだと思います。

戦場カードは全部で10枚あるため色々と楽しめ、

4人いれば2対2でのチーム戦もできるそうなので、中々飽きることは無いかと思います。

でも、個人的な感想を書くと2人でも攻めと受けの読み合いが面白いですが、

複数人でやれば尚、

駆け引きが楽しくゲームの進行と共に緊張感が増して盛り上がるのかなと思います。

(まだ、私は1度も2人以上でプレイしたことがないのであくまでも予想です。)

あと、駆け引きといってもそんなに頭を使うゲームではないかと思います。

なので、頭を使うゲームが苦手な人でも簡単に楽しめると思います。

ただ唯一、ここがなぁと思うところは、タイドラ牌が麻雀牌ぐらいの重さではありますが

大きいため混ぜているときに何枚か横に立ち上がってしまうところです。

なので、私は慎重に混ぜています。( ̄∇ ̄)

長文になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

興味があれば、ぜひ遊んでみてください。

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